生理学(せいりがく)
解剖学が構造を学ぶのに対し、生理学は機能を学びます。
たとえば腎臓でどのように尿が作られるかというと、まず血液の一部が濾過されて尿の元となる液体が作られます。
しかし、小学校の実験で経験があると思いますが、濾過とは水やそこに含まれる小さな物質が通り抜け、大きな物質は通らないという現象です。
人体にとって大切なブドウ糖やアミノ酸も通り抜けてしまいます。
そこで腎臓内では尿の元となる液体と血液の間でさらに物質の交換をします。
ブドウ糖やアミノ酸はエネルギーを使ってすべて血液へ回収します。
そうやって体の中の水分量を調節したり不要な物質だけを尿として排泄しています。
血液中のブドウ糖が多いと、濾過したものの回収が間に合わなくなります。
これが糖尿です。
このように正常な機能を理解することで、病気のメカニズムの理解が可能になります。
生理学が医学でも基礎となる大事な分野であることはノーベル賞の部門に「生理学・医学賞」があることからもわかると思います。
あん摩マッサージ指圧、はり、きゅうの治療は患者さんの自然治癒力を高める目的で行います。
つまり生理学で扱う正常な機能に戻す手助けをする治療です。
治療をする上で、正常な状態を知ることは非常に重要となります。
生理学で学ぶ内容はすべて自分の体で起こっている現象です。
その仕組みに興味を持つのが修得への近道だと思います。
深呼吸してみてください。人間は意識して息を吸ったり吐いたり、あるいは止めたりできますが、普段は呼吸をしていることを忘れているように無意識に行なっています。
不思議だと思いませんか?そう思い始めたら入り口に立ったも同然です。
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